
リード文を書くのが苦手…。



ブログが最後まで読まれない…。
今回は月7桁を稼いでいる現役ブロガーの私が、リード文の書き方について解説します。



誰でも書ける魅力的なリード文についてご紹介しますね。
この記事を読むことで、あなたの文章力は格段に向上し、読者を最後の1文字まで惹きつける魅力的な文章テクニックを手に入れることができます。
数多くのライター案件をこなしてきた、現場のテクニックです。ぜひ最後までご覧ください。
リード文はブログでもっとも重要なパート


リード文(導入文)は記事の冒頭に書く数百文字の文章です。ただの本文とのつなぎと考える人もいますが、そんな単純なものではありません。
リード文次第で、読者は記事を読むかを判断します。つまり、リード文が悪いと本文を読まれることなく、離脱されてしまうということです。
- 読みにくい。
- 興味がわかない。
- 欲しい情報がなさそう。
そのため、リード文を書くときには次の3点が重要になってきます。
- 読者が筆者に共感を得られるか。
- 本文を読むとメリットがありそうか。
- 記事の目的・結論を把握できるか。
しかし、だからといって文章を詰め込み過ぎてはいけません。かえって読みづらくなってしまいます。そこで、リード文の文字数は300文字前後、多くても400文字以内に納めましょう。



1文50文字以内が文章として読みやすいので、6文以内が理想ですね。
よって、リード文では情報の取捨選択が重要になります。
※補足
初心者ブロガーさんからよくこのような質問をいただきます。
「リード文で結論を書いたら、すぐに離脱されないか不安です。」
この答えは「大丈夫」です。なぜなら、読者はその結論を呼んだことによって、その結論に至る過程や具体例を知りたくなるからです。
リード文を構成する7つの要素


リード文は次の7つの要素で構成することができます。
- キーワード
- 読者への共感
- 問題提起
- 実績・ブランディング
- 記事内容
- 記事を読むメリット
- 記事を読むベネフィット
キーワード
キーワードを入れることで、読者に「自分に向けられた記事だ」と感じてもらえる文章を書きましょう。
- ピアノを始めて間もない人に向けて、~~~。(キーワード:ピアノ、初心者)
- 富士山の山頂まで登りたい人は、~~~。(キーワード:富士山、山頂、登山)
- 副業で月10万円稼ぎたい人におすすめの~~~。(キーワード:副業、月10万円)
読者への共感
リード文の冒頭では、まず読者が共感を得るために読者の悩みを書きます。なぜなら、本文に自分の知りたいことが書かれていると感じてもらうためです。
共感のためにブログでよく使われる手法は、次の2つです。
どちらにしても、「あなた(=読者)を理解してこの記事を書いています」と伝わることが大切です。そのため、読者の悩みに一歩踏み込んで具体的に書くようにしましょう。
例えば、自動調理家電を解説した記事の冒頭で「あなたは自動調理家電が欲しいんですよね?」では読者の真の悩みにふれていません。この場合は「具材をいれるだけで、勝手に美味しいご飯が作れたら最高ですよね。」と書くのが正解です。読者が「それそれ!」と思うような悩みを書くように意識しましょう。



簡単に言うけど、共感が一番難しいよ…。
こんな声が聞こえてきたので、「読者の生の声」を調べる方法をご紹介します。
- SNSで調べる。
- Yahoo!知恵袋を使う。
これらは実際に悩みを抱えている人が助けを求めて使うツールです。これから紹介しようとしている商品をSNSやYahoo!知恵袋を使って調べてみましょう。すると、どんな悩みを抱えているのか、実際に使ってみた感想といった生の声を見つけて参考にできます。
ロボット掃除機の選び方を教えてください。
ロボット掃除機を購入しようと考えています。ネットを見ていると沢山ありすぎて迷ってしまいました。ある候補を絞るためにどなたかアドバイスいただけるでしょうか。(この製品が良いよとか、こういうタイプが良いとか、こういうのはやめた方が良い..などなど)
1.ロングヘアの人間とペットがいるため吸引力あって毛が絡まりずらいもの。
2.自動ゴミ収集機能があるもの。
3.3〜5万円くらいのもので壊れにくいもの。この3つがメイン希望です。
Yahoo!知恵袋
問題提起
問題提起では、読者に記事を読まなければ後悔する未来を連想させる文章を書きます。
例えば先ほどの自動調理家電の場合だと次のような文章が書けます。
自動調理家電を使わないと、わざわざ料理に時間を使わなくてはいけません。もし料理しなかったとしたら、毎日お惣菜や弁当で済ますつもりでしたよね。
- 仕事してコンビニ弁当の毎日
- 偏った栄養で病気がちの体
そんな生活であなたの人生は満足でしょうか?



そんな人生送りたくない!
このように問題提起では、記事を読む必要性を読者に説くことが重要になります。
ポイントとしては、「今あなた(=読者)が抱えている問題をそのままにしておくと、後々大変な問題になるかもしれませんよ」という印象を与えることです。
実績・ブランディング
その記事が誰によって書かれたかはとても重要です。同じ内容でも、記事を書いた人によってその記事の信ぴょう性は大きく変わってきます。
例えば次の場合、あなたはどちらの記事を読みたいと思いますか?
- 70kgから47kgまでダイエットした人が書いた美容系ブログ
- ダイエットを始めたばかりの人が書いた雑記ブログ



やっぱり実績がある人の記事が気になる!
ほとんどの人が前者の記事を書きたいと思いますよね。もし記事の内容がほとんど同じだとしても、その記事の信ぴょう性は圧倒的に前者です。
その記事の信頼と満足度を上げるためにも、自身の実績やブランディングを提示しましょう。
- アフィリエイト歴15年
- インスタグラムで月収30万円達成
- 3カ月でフォロワー1万人達成
実績がない場合



実績なんてないよ…。
そもそも実績がない状態でのブログ運営は非常に難しいです。なぜかは前述したように、実績の有無で記事の信ぴょう性が大きく違うからです。



しかし、だからといって諦めるのはまだ早いです。
もし実績がなければ自ら作りましょう。例えば資格を取得して専門性を出すのもいいですね。他には実績獲得に向けて活動中であることを発信するのも良いでしょう。
記事内容
記事全体の結論を1文で書きましょう。読者にどのようなことが書かれているかを伝える目的です。
ここでの注意は、当たり前のことを書かないことです。当たり前のことを書いても読者は読んではくれません。具体的には次の通りです。
×:この記事は平泳ぎの泳ぎ方について解説します。
〇:この記事は1カ月で平泳ぎが泳げるようになった方法について解説します。



このブログを読むからこその情報が欲しいな。
この場合、読者が平泳ぎの泳ぎ方を知りたいのは大前提です。しかし、付加価値として「1カ月で」と一言付けることによって一気に具体的な魅力が増すことになります。
このように記事の内容を1文でまとめるときは、魅力的な言葉を加えるようにしましょう。
記事を読むメリット
次に読者が記事を読むことで得られる具体的なメリットを書きましょう。なぜなら読者はメリットについて気づいていないことがほとんどだからです。具体的にはその記事を読んで、読者はどうなれるのかをできるだけ簡単な言葉を使って伝えましょう。
- この記事通りにすれば、最速で資格を取得することができます。
- この記事を読むことで、一番安くモルディブに行く方法を知ることができます。
- この記事通りにすれば、失敗せずブログを立ち上げることができます。
読者にメリットを伝えることで、記事を読む理由が生まれます。記事を真剣に読んでもらうためにもメリットは、リード文に必要な構成です。
記事を読むことで得られるベネフィット



メリットを書いたんだから、ベネフィットっていらなくない?



ベネフィットは超重要です。
ベネフィットとは、読者の思い描く幸せな未来の自分のことです。そもそも読者は悩みが解決した未来の自分になるために、その記事を読みます。つまり記事にベネフィットを書くことで、読者は「この記事を読めば自分は幸せになれる」ということが伝わり、さらに本文を真剣に読んでもらうことができます。
例えば、ゴルフドライバーでメリットとベネフィットを伝えると次のようになります。
メリット | ベネフィット |
---|---|
新素材 | 飛距離UPでドラコン1位 |
新機能 | ボールがまっすぐに飛ぶ |
カッコいいデザイン | ゴルフコンペで注目される |
軽くて握りやすい | 女性へのプレゼントに最適 |
有名なプロが使用 | 初心者でもスコアアップ |
このように、メリット(=ベネフィットが手に入る理由)とベネフィット(読者が望んだ結果)を使い分けることで、最後まで読まれるリード文が完成します。
ブログのリード文の見本【テンプレ4種】


最後にリード文のテンプレをご紹介します。
リード文は300文字前後が読者にとってストレスな魅力を伝えられる文章量です。それをふまえて、4つのパターンをご紹介します。



今回はあえて端的な文章で書いています。ぜひあなたなりにキレイな文章に整えて使っていただければ嬉しいです。
3行パターン
本文の内容があまりに難しい場合は、あえてリード文を短くするのも効果的です。リード文で「自分には難しすぎる内容だ」と判断されると離脱される原因になるからです。この場合のリード文のテンプレは次の通りです。
- 共感&問題提起
- 「〇〇〇だけど、△△△だから、×××だよな…。」
- ターゲット&実績・ブランディング&記事内容
- 「この記事では〇〇〇な人に向けて、×××の私が、△△△を解説します。」
- 記事を読むメリット&ベネフィット
- 「〇〇〇なので、△△△大満足ですね。」
【実践】



夏までに痩せて彼氏と海に行きたいけど、ジムに行くお金がないから諦めるしかないよな…。
この記事では金欠で痩せたい人に向けて、引きこもりなのに20kgのダイエットに成功した私が、3カ月で最も効率よく体重を10kg落とす方法について解説します。
家にあるものだけで痩せらえるので、お財布にも優しく、彼氏さんもあなたの姿を見て大満足ですね。
4行パターン
4行パターンでは自分の実績を強くアピールすることができます。資格や経験を活かしたブログ運営をする場合におすすめのリード文です。この場合のリード文のテンプレは次の通りです。
- 共感&問題提起
- 「〇〇〇だけど、△△△だから、×××だよな…。」
- ターゲット&記事内容
- 「この記事では〇〇〇な人に向けて、△△△を解説します。」
- 実績・ブランディング
- 「〇〇〇な経験から×××です。」
- 記事を読むメリット&ベネフィット
- 「〇〇〇なので、△△△失敗しません。」
【実践】



NISAを始めたいけど、どこの証券口座が良いのかわからないから、ずっと損してるんだよな…。
この記事ではこれからNISAを始める人に向けて、お得な証券口座について解説します。
証券会社で働いていた私の経験からみて、間違いなくお得な3つの証券口座です。
様々な証券会社を比較しているので、初心者でも口座選びに失敗することはありません。
5行パターン
共感と問題提起を分けることで、読者に記事を読む必要性を訴えかけることができます。深刻さを表現でき、ベネフィットが強く伝わりやすいので、収益記事では積極的に使いたい文章構成です。
- 共感
- 「〇〇〇だけど、×××だよな…。」
- ターゲット&記事内容
- 「この記事では〇〇〇な人に向けて、△△△を解説します。」
- 実績・ブランディング
- 「〇〇〇な経験から×××です。」
- 問題提起
- 「〇〇〇してしまうと、×××という状況に陥ってしまいます。」
- 記事を読むメリット&ベネフィット
- 「そこで〇〇〇なので、△△△大切にしてくれます。」
【実践】



本気で恋愛したくてマッチングアプリ始めたいけど、どれにすればいいかわからないんだよな…。
この記事では真剣な恋愛を求めている人に向けて、アプリで結婚した人の多いマッチングアプリを解説します。
私が今の妻と出会ったマッチングアプリについても、もちろんご紹介しますね。
遊び目的が多いマッチングアプリを選んでしまうと、真剣な恋愛ができないという状況に陥ってしまう可能性があります。
そこで本気で出会いを求めている男性が多いアプリだけを選抜しましたので、あなたのことを大切にしてくれる男性を見つけることができるでしょう。
6行パターン
メリットとベネフィットを分けた文章では、さらに読者は購買意欲を掻き立てられます。商品を購入する確率がグッと上がるので、こちらも収益記事で使っていきたい文章構成です。
- 共感
- 「〇〇〇だけど、×××だよな…。」
- ターゲット&記事内容
- 「この記事では〇〇〇な人に向けて、△△△を解説します。」
- 実績・ブランディング
- 「〇〇〇な経験から×××です。」
- 問題提起
- 「〇〇〇してしまうと、×××という状況に陥ってしまいます。」
- 記事を読むメリット
- 「そこで〇〇〇を使えば、×××ができます。」
- 記事を読むことで得られるベネフィット
- 「つまり、△△△を得ることができます。」
【実践】



「ノイズキャンセリング機能」が流行ってるけど、なにがいいのかわからないんだよな…。
この記事では音楽を聴きながら作業をしたい人に向けて、ノイズキャンセリング機能を使うべき理由について解説します。
様々なイヤホンを試してみた私の経験から、もうノイズキャンセリング機能のないイヤホンには戻ることはありません。
ノイズキャンセリング機能のないイヤホンを使うと、作業に集中できない状況に陥ってしまいます。
そこでノイズキャンセリング機能付きイヤホンを使えば、カフェでも家庭でも雑音が入ってこなくなります。
つまりノイズキャンセリング機能を使うことによって、勉強でも仕事でも短い時間で成果を得ることができます。
まとめ:魅力的なリード文でブログの読者を惹きつけよう


今回、リード文について解説しました。
リード文は読者がその記事を読むかを判断する超重要なパートです。そのため、リード文には次の内容が求められています。
- 読者が筆者に共感を得られるか。
- 本文を読むとメリットがありそうか。
- 記事の目的・結論を把握できるか。
そして、リード文で書くべき7つの要素を300文字程度で書けるように意識しましょう。
- キーワード
- 読者への共感
- 問題提起
- 実績・ブランディング
- 記事内容
- 記事を読むメリット
- 記事を読むベネフィット
リード文の書き方がわからない人は、当記事で紹介したテンプレをぜひ参考にしてください。
読者に刺さるリード文を書いて記事が最後まで読んでもらえるように、あなたのブログの魅力をしっかり伝えていきましょう。