PREP法だと押し付けっぽい文章になってしまう…。
PREP法って感情がこもってないみたいで苦手…。
今回は月7桁を稼いでいる現役ブロガーの私が、PREP法について解説します。
超効果的なPREP法の使い方についてご紹介しますね。
この記事を読むことで、あなたの文章力は格段に向上し、読者を納得させられる論理的文章テクニックを身につけることができます。
他のブログではなかなか見ることのない、現場のテクニックです。ぜひ最後までご覧ください。
PREP法とは説得力のある文章が書けるフレームワーク
PREP法とは、「Point(結論)・Reason(理由)・Example(具体例)・Point(結論)」の流れで文章を書くことにより、説得力のある文章に仕上がるフレームワークです。
- Point(結論)
- Reason(理由)
- Example(具体例)
- Point(結論)
最初にその話題の結論(P)を書きます。そして、その結論を導き出した理由や根拠(R)を説明します。次にその理由に対する実際の具体例(E)を提示します。最後にもう一度、冒頭に書いた結論(P)を書きます。
PREP法はかんたんに説得力のある文章が書けるため、ブログではかなり有名なライティング技術です。
実際にPREP法を使った文章をご紹介します。
- (P)…iPhoneを買うなら「iPhone 14シリーズ」を買うべきです。
- (R)…なぜなら、インカメの性能が格段に向上し、AF機能が追加されたからです。
- (E)…例えば、家族や恋人との写真や、InstagramやTiktokの撮影するなら少しでもキレイに映りたいですよね。
- (P)…そのため、iPhone 14シリーズなら写真撮影で後悔することがないのでおすすめできるわけです。
PREP法の文章構成は、最初に提示された情報が後の判断に影響される初頭効果と、最後に提示された情報が後の判断に影響する親近効果の両方に働くため、心理学的にも効率の良い方法といえます。シンプルで非常に説得力を感じる論理的な文章ができあがり、結論を強くアピールできるのがPREP法の特徴です。
ブログでPREP法を使うメリット3選
ブログでPREP法を使う大きなメリットは次の3つです。
- 文章を書くのがラクになる。
- 考えを論理的に整理ができる。
- 短時間で結論を強くアピールできる。
文章を書くのがラクになる
PREP法の文章の型を使うことで、文章を書くのが格段にラクになります。逆に「文章の型」がないと、読者が納得する文章の構成を自ら考えなくてはいけません。
まるで説明書のないプラモデルを組むようなものです。
PREP法の型にそって文章を書くだけで説得力のある文章が書けるワケですから、考える手間が省けて執筆スピードが上がります。
考えを論理的に整理ができる
PREP法を意識的に使うことで、自分の考えを整理する習慣が身につきます。なぜなら、考えを「結論」「理由」「具体例」の3つに分けることで理解が深まり、情報を論理的に考えられるようになるからです。
文章を書くのが苦手な人は、自分の考えをPREP法で整理する習慣を身につけましょう。
短時間で結論を強くアピールできる
PREP法では結論を冒頭と結末の2回伝えます。そうすることで、その文章で伝えたいことを読者に強くアピールすることができます。さらに、結論を導き出した理由と具体例がセットで揃うことにより、シンプルで説得力を感じる文章となります。
短い文章でも読者を納得させることができますね。
PREP法を使う最大のデメリットは“行動を促せていない”こと
PREP法は非常に使い勝手のいいフレームワークです。ほとんどのライター案件では「h3内はPREP法で書いてください。」という指示があるほどです。
しかし、PREP法は万能というわけではありません。
なぜならPREP法は読者に「次の行動」をアナウンスしていないからです。
あらためて先ほどの例文を見てみましょう。
- (P)…iPhoneを買うなら「iPhone 14シリーズ」を買うべきです。
- (R)…なぜなら、インカメの性能が格段に向上し、AF機能が追加されたからです。
- (E)…例えば、家族や恋人との写真や、InstagramやTiktokの撮影するなら少しでもキレイに映りたいですよね。
- (P)…そのため、iPhone 14シリーズなら写真撮影で後悔することがないのでおすすめできるわけです。
一見問題なさそうに見えますが、端的な文章だからこそのデメリット(弱点)があります。
- 結論に対する情報が不足している。
- 読者に「次にとるべき行動」をアナウンスしていない。
- 自身の成果に導いていない。
順番に見ていきましょう。
結論に対する情報が不足している
PREP法で文章を書くと、結論に対する情報が不足しがちになります。
例えば、今回の結論『iPhoneを買うなら「iPhone 14シリーズ」を買うべき』だと次の情報が不足しています。
14シリーズだとどれを買えばいいんだろう?
お金ってどれくらいかかるんだっけ?
結論に対する具体的な説明がないので、読者がiPhone14に詳しくなければ、内容を理解できないまま話が進んでしまいます。結果、読者はさらなる情報を求めてブログから離脱してしまう原因になってしまいます。
読者に「次にとるべき行動」をアナウンスしていない
読者は結論を提示されるだけだと「で、何をすればいいの?」という疑問を持つことになります。なぜならPREP法には「次にとるべき行動」がアナウンスされていないからです。
例えば、
iPhoneを購入するなら、利息なしで分割払いができる公式サイトからがいいですよ。
とか
Amazonで買えば、ポイントがついて実質安く買えますよ。
といったアナウンスがあれば読者も行動しやすくなりますよね。
つまり、PREP法を使って論理的な文章で説得するだけでは読者の悩みは解決しません。読者に「次にとるべき行動」を明確にアナウンスすることで、読者の悩みを解決することができるのです。
自分の成果に導いていない
そもそも、読者にどんな行動をして欲しくてあなたはその文章を書いたのでしょうか。
仮に
iPhoneをAmazonから買ってもらって、アフィリエイト報酬を得たい。
だとすれば、Amazonの商品リンクを掲載する必要があります。
しかしPREP法には、そのアクションに導くための内容が入っていません。PREP法を使うだけでは、あなたが読者に求めている行動、つまり「その記事のゴール達成」へのアクションが難しいのです。
成果につながる新PREP法「PiREmPa(ピレンパ)」
結局PREP法は使えないフレームワークなのか。
そんなことはありません。
先ほど解説した弱点を補う文章を書くことができれば、PREP法は「論理的で行動を促せる最強のフレームワーク」となります。その進化したPREP法が「PiREmPa(ピレンパ)」です。
PiREmPa(ピレンパ)とは
PiREmPa(ピレンパ)とは、PREP法の弱点を補うために「imformation(補足)・method(具体策)・action(行動)」を追加したフレームワークです。
- Point(結論)
- information(補足)
- Reason(理由)
- Example(具体例)
- method(具体策)
- Point(結論)
- action(行動)
imformation(補足)
imformationの部分では、結論に対する補足や説明をいれましょう。なぜなら結論を理解できていない読者を置いてけぼりにしないためです。おいてけぼりにされた読者は情報不足に不満を感じ、ブログから離脱する原因となってしまいます。
今回の例の場合は、iPhone14シリーズに対する情報が圧倒的に少ない状態です。
- iPhone14シリーズっていつ販売された?
- iPhone14シリーズってどんな種類があった?
- iPhone14シリーズって今までのiPhoneと何が違う?
専門用語や複雑な仕組み、スペックなどの読者に「具体的な説明が必要な結論」を書く時は、補足をいれるようにしましょう。
必ず補足が必要というわけではありません。
不要だと思う場合は省略しても大丈夫です。
method(具体策)
method部分では、読者が記事を読んだ後1秒でもすぐに動けるように、ノウハウや行動を細分化しましょう。例えば今回の例文の場合だと、「どうやったらすぐにiPhone14シリーズを迷わずを手に入れられるか」を書くということです。
具体策を書くときはできるだけ具体的に書くことがコツです。例えば次のように「読者が疑問に思うこと」と「すぐできる行動」を想定してみましょう。
- 人気の色を使いたい→人気色を提示
- 〇〇円以内なら買いたい→金額を掲載
- iPhone14シリーズの中でおすすめを買いたい→性能の違いを提示
⇒ネットなら好きな色を納得の金額で機種を比較しながら、今すぐ確実に希望のiPhone14が手に入る!
具体策でもっとも重要なことは、「読者が1秒後にマネして行動できる」までノウハウや行動を細分化して伝えることです。
action(行動)
最後にactionの部分では、読者を記事のゴールに導く行動を書くようにしましょう。文章で読者を納得させることはもちろんのことですが、実際に読者を行動に移させないと読者の悩みは解決できません。もし成果報酬があるのなら、その記事のゴールをあなたの成果報酬となるように導きましょう。
ここに気を遣って行動をアナウンスできていないブロガーさんやライターさんは非常に多いです。読者を納得させる文章を書くのがブロガー・ライターの仕事ではありません。悩みを解決することがあなたの今しているビジネスです。
この部分は臆さず、読者の悩みを解決するためにも全力で記事のゴールに導きましょう。
PiREmPa(ピレンパ)を使った具体例
実際にPiREmPaを使った文章をご紹介します。
- (P)…iPhoneを買うなら「iPhone 14シリーズ」を買うべきです。
- (i)…iPhone14シリーズは2022年9月に発売された最新モデルです。
- (R)…iPhone14なら、インカメの性能が格段に向上し、AF機能が追加されたからです。
- (E)…例えば、家族や恋人との写真や、InstagramやTiktokの撮影するなら少しでもキレイに映りたいですよね。
- (m)…iPhone14シリーズならProがおすすめです。メインカメラの画素数は4800万画素。前回のiPhone13よりも格段に進化しました。しかし、ただのiPhone14はiPhone13Proと画素数は同じなのであまりおすすめできません。新色のパープルは男女ともに人気の色です。金額は128GBの場合、約15万円です。ネットで購入するなら、ポイントが付くAmazonか、36回分割払いができるアップル公式サイトを使いましょう。わざわざ店舗に行かなくてもSIMフリー対応のiPhone14Proが手に入ります。
- (P)…結論、写真撮影で後悔することがないiPhone 14シリーズを買うべきでしょう。
- (a)…ネットを使うならポイントが付いて6回分割払いが利息0%のAmazonがおすすめです。
このようにPREP法の弱点を補足することで、読者が内容を理解し、行動しやすく、記事のゴールに導くことができます。
PREP法よりも若干難易度は上がりますが、PiREmPaを使うことであなたの文章力が一気に上がるのでぜひ活用してください。
まとめ:新PREP法「PiREmPa」を使って成果率を上げよう!
今回、PREP法について解説しました。
PREP法は説得力のある文章が書けるフレームワークです。しかし、次のような弱点がありました。
- 結論に対する情報が不足している。
- 読者に「次にとるべき行動」をアナウンスしていない。
- 自身の成果に導いていない。
これらの弱点を補うのが「PiREmPa(ピレンパ)」です。
- Point(結論):その内容で1番伝えたいこと
「結論……」 - information(補足):結論に対する補足や説明
「ちなみに……」 - Reason(理由):結論を導き出した理由や根拠
「なぜなら……」 - Example(具体例):結論や理由に対する具体例
「例えば……」 - method(具体策):実際に行動に移すための具体的な方法
「まずは……」 - Point(結論):その内容で1番伝えたいこと
「結論……」 - action(行動):記事のゴールへ導くアクション
「……がおすすめです。」
このフレームワークに沿って文章を書くことによって、読者を記事のゴールへ導き、読者満足度を上げることができます。
記事のゴールはあなたが読者に期待するアクションです。
記事のゴールに広告を置くことによって、商品・サービスに購入・申し込みがあれば、あなたのブログから成果報酬が発生します。つまり、PiREmPaを使うことによって、論理的な稼げる記事を書けるようになるということです。
今回ご紹介したPiREmPaはこちらの書籍から学び、私なりに落とし込みました。
「もっと文章力を上げたい!」という方にはおすすめの1冊となっています。本代以上の価値がある情報が詰め込まれているのでぜひブロガーさん、ライターさんはご覧にいただけたらなと思います。